亀の手ってなに?亀の手のゆで時間は?カメノテの味はどんな?カメノテってアニサキスいるの?カメノテのおすすめの食べ方は?などなど、ぱくぱくがご説明していきます!近くの魚屋さん(サカナバッカ)を通りかかったら見覚えのあるグロいやつが!あー!亀の手だ!あまり売ってない物なので、思わず即買いしてしまいました(笑)しかも半額!今回は無難に亀の手塩茹でにして食べたのですが、やっぱり旨かったです~
亀の手(カメノテ)とは
亀の手(カメノテ)とは、磯遊びしていて見たことある方もいるかもしれませんが、磯やテトラポットの隙間にいる固着動物で見た目は貝ですが、実はエビ・カニ・フジツボなどの仲間で甲殻類のミョウガガイ科カメノテ属になります。潮が満ちてくると亀の手に見える部分の殻を開き、黒い蔓脚(まんきゃく)と呼ばれる触手を広げて水中のプランクトンを捕食しています。北海道の南西部から日本全国の沿岸部、東シナ海に面した沿岸部からマレー半島周辺まで広く分布しています。日本のスーパーなどではあまり流通していませんが、ポルトガルやスペインではペルセベスと呼ばれ、塩茹でやワイン蒸しなどにして高級食材として人気のある食材です♪あのサッカー選手のデビットベッカムも好きらしいですよー
亀の手(カメノテ)の旬は?
カメノテはいつでも食べることができますが、カメノテの旬は産卵(6月下旬~8月)する前の栄養を蓄える5月初旬から8月とされています。この時期の亀の手は味が濃くて美味しいカメノテなのでスーパーや魚屋さんで売っていたら即買いしてみてくださ~い♪
亀の手(カメノテ)のアニサキスなどの危険性は
ネットを見ると「生食大丈夫ですか?」ってありますが、食中毒の危険性を考えると止めておいた方がいいです。。。今のところカメノテによるアニサキスの報告はありませんが、磯やテトラポッドに固着しているので、ゴカイなどの線虫がカメノテ内に寄生している可能性もあります。保管温度が高い場合などはもちろんダメですが、茹でたり蒸したりと高温度で調理して食べましょう!また、甲殻類の仲間になるので甲殻アレルギーの方は控えた方が良いですよー。とは言え、ぱくぱくはエビ・カニ食べてる時に棘や殻が唇に触れると痒くなり赤くなってしまう体質ですが、大丈夫でした(笑)
ちなみにぱくぱくは海釣りが趣味なのでアニサキスとは知り合いです(笑)僕はまだアニサキスに胃を刺入されたことはありませんが、友人は何度かサバでやられたことがあるのでたまたま運がいいだけだと思います。。厚生労働省から「鮮度を徹底」「目視で確認」「冷凍・加熱が有効」と注意が出ています。んが!自宅なら未だしも、店に行って鮮度が良いかどうか店員さんに聞いたところで鮮度悪いなんて言わないし、寿司ネタや刺身を目視で確認するようなこともゲスっぽくて出来ません。。実際、釣った当日の夜に食べたサバやイカでも友達はアニサキスにやられちゃいました。結局、ぱくぱくが思うにアニサキスの絶対予防は冷凍か加熱しかないと思ってます。
冷凍:-20℃で24時間以上冷凍
加熱:70℃で加熱又は60℃で1分以上加熱
が厚生労働省から推奨されている予防方法です。ただ、家庭用の冷凍庫内の温度は、微生物のほとんどが死滅する-18℃が基準なんでアニサキスも死滅するとは思いますが、心配であれば加熱の方が良いかなぁって思います。ちなみに加熱で微生物のほとんどが死滅する温度は、75℃以上1分間(ノロウイルスは85℃以上1分間)です。カメノテも念のため茹でるか蒸すかした方が良い理由もこれが理由なんですよー
亀の手(カメノテ)を塩ゆでの分量
亀の手のおすすめの食べ方ですが、最初はやっぱり塩ゆでが良いと思います♪お味噌汁やワイン蒸し、甘辛煮やパスタなどにしても美味しいですよー
今回は半額で売ってたこともあり、2パック買っちゃいました(笑)2パックで約500gですが、ソッコーで食べちゃいましたよ~。
分量は下記になります♪至って簡単!約3%の塩水で7~10分茹でるだけです♪
1)亀の手(カメノテ) 450~500g
2)水 1ℓ
3)塩(できれば粗塩) 30g
4)酒 大さじ1
近くで売っていない場合は通販でも売ってます♪
カメのテ 亀の手 愛知 他 500g 豊洲直送【亀の手500g】冷蔵
亀の手(カメノテ)を塩ゆでする
亀の手は良く洗いましょう!水道水を流しながら1~2分擦りながら洗う感じで。結構、汚れが出てきますよ~
カメノテ500gを1ℓの塩水(3%30g)で7~10分茹でますよ~
塩水が沸騰したら洗ったカメノテを投入!
投入したらお酒を入れますが、分量は適当だったりします(笑)15~30cc位でしょうか。入れなくても問題なしですよ~
カメノテを茹でていると結構アクが出てきます。掬わなくても良いんですが、アクがカメノテに付いていると、苦味やえぐみがあったりするんで取った方が良いかなと。。味噌汁にする時には必ず掬った方がいいですよー
7分茹でたカメノテです。次は食べ方をご案内します。
亀の手(カメノテ)食べ方
茹であがった亀の手(カメノテ)です。大小ありますが、だいたいこんな形をしていて爪の上部の皮をちぎって中身を出します。
こんな感じで手で簡単にちぎれます。ピンク色の中身が見えますね
このピョンと出ているピンク色の部分が可食部です。カプっと食べると貝とエビを一緒に食べているような味がしますよ~
身の太さもバラバラですが、とても美味しくバクバクいけちゃいます!爪を持ちながら食べましょう♪
食べて残るのはこの爪部分だけです。
ここ注意!身を引き抜いたりすると先端の黒いビロビロが出てくる時がありますが、これは蔓脚(まんきゃく)と言って触手にあたる部分になります。ここは旨くないので食べなくても良いですー
いかがでしたでしょうか?珍しい亀の手(カメノテ)ですが、とても美味しい食材なので見かけたら買って食べてみて下さいなー♪カメノテと同類のフジツボもぱくぱくは大好きです!これも激ウマなんで食べたことない人にはおすすめです